The Theatrical Sound Engineer's Bible 劇場音響技術者教書(略称:サウンドバイブル)

著:八板賢二郎 (日本音響家協会会長)
●B5判 294頁 定価 2,900円+税
ISBN 978-4-87462-060-1
舞台劇場の音を創造する人のサウンド・バイブル登場
本書は、日本音響家協会会長の八板賢二郎氏が40年に亘る現場での「技」を結集した技術書です。劇場に限らずすべての音響現場に通じる充実した内容となっております。これからプロの音響技術者を目指す学生の方、すでに現場で働かれている方、音響に関わるすべての方への決定版バイブルです。
■読者からのメッセージ
- 専門教育の教科書と呼べる書籍が少ない中、今回の出版は非常に有意義なものと思います。教育関係者にも広くアナウンスしたいと思っています。(音響デザイナー)
- 音響の世界に興味を示したときに、誰しもがほしかった内容の書物が、今やっと世に出現したという感じです。私はまもなく現役を去る齢になりましたが、この本で勇気づけられ、後輩を導けるように努力いたしたいと、考えを新たにしました。(公共ホール管理技術者)
- とても読み易く、分り易いです。私も20代の新人駆け出しの頃に、このような本があればどんなに心強い見方になってくれたかと思います。(舞台音響技術者)
- 労作と拝察します。これまで日本の劇場に合致した教科書が無かっただけに、劇場従業者の教科書として、まさにバイブルとしての存在は大きいと思います。(サウンドシステムチューナ)
- とても分かり易く書かれていますので、とても参考になり、もう一度基本に戻って勉強しようと思います。(公共ホール指定管理者)
- 一気に、読破しました。永年の経験に裏付された解説が、威張らず易しく書かれていて、読み物としても面白く目を通しました。(レコーディングエンジニア)
目次
口上
第1幕 芸能と劇場
* 第1場 観客と劇場スタッフ
* 第2場 芸能のはじまり
* 第3場 劇場の形
* 第4場 日本の劇場の移り変わり
* 第5場 ヨーロッパの劇場の移り変わり
* 第6場 劇場のありかた
* 第7場 劇場の基本的な構造と名称
* 第8場 劇場の使われ方
* 第9場 劇場を支えるスタッフ
* 第10場 劇場の安全作業の基本
* 第11場 仕事をするときのルール
第2幕 音響の仕事
* 第1場 音響の仕事
* 第2場 仕込み図の描き方と読み方
* 第3場 サウンド・リンフォースメント(SR)
* 第4場 SRの基本
* 第5場 音響効果と再生技術
* 第6場 再生の音響装置
第3幕 聴力と音響心理
* 第1場 日本人の聴覚
* 第2場 マスキング効果
* 第3場 カクテルパーティー効果
* 第4場 聴力の変化と聴力障害
* 第5場 可聴周波数帯域と聞こえ方
* 第6場 両耳効果と音の方向認識
* 第7場 ごみ静めと観客心理
第4幕 音の性質
* 第1場 音の発生
* 第2場 音の反射、透過(とうか)、吸音(きゅうおん)
* 第3場 音の減衰
* 第4場 音の伝搬速度
* 第5場 直接音と反射音
* 第6場 位相
* 第7場 音の屈折と回折(かいせつ)
* 第8場 気温と湿度の影響
* 第9場 暗騒音(あんそうおん)(background noise)
* 第10場 残響(ざんきょう)時間
* 第11場 最適残響時間
* 第12場 フラッタ・エコーとロングパス・エコー
* 第13場 ドップラー効果
第5幕 電子回路の基礎
* 第1場 電子回路
* 第2場 電源
* 第3場 直流と交流
* 第4場 導体と絶縁体、半導体
* 第5場 電流
* 第6場 電圧/電位差
* 第7場 抵抗
* 第8場 オームの法則
* 第9場 部品の働き
* 第10場 電磁誘導
* 第11場 デジタルの基礎知識
* 第12場 デシベル
第6幕 マイクロホン
* 第1場 マイクロホンの構造
* 第2場 マイクの性能
* 第3場 近接(きんせつ)効果
* 第4場 風雑音と振動雑音
* 第5場 特殊なマイク
* 第6場 セッティングの要点
* 第7場 マイク・チェック
* 第8場 反射音の影響による音質の変化
* 第9場 マイクの周囲の影響による音質の変化
* 第10場 被り込みによる音質の変化
* 第11場 ワイヤレスマイク
* 第12場 マイキング
第7幕 パワーアンプ
* 第1場 パワーアンプの性能表示
* 第2場 保護回路(プロテクタ)
* 第3場 クリッピングの影響
* 第4場 ブリッジ接続
* 第5場 パワーアンプとスピーカの接続ケーブル
* 第6場 デジタルパワーアンプ
第8幕 スピーカシステム * 第1場 スピーカの構造と種類
* 第2場 スピーカボックス
* 第3場 スピーカシステムの基本特性
* 第4場 スピーカシステムの構造と種類
* 第5場 スピーカから出た音の周波数特性の変化
* 第6場 複数のスピーカを使用したときの周波数特性の変化
* 第7場 時間差の補正
* 第8場 ハウリング
* 第9場 イコライザによる音場補正(システムチューニング)
* 第10場 スピーカの接続と合成インピーダンス
* 第11場 音響システムの電源の入り切り
* 第12場 仕込み後のチェック
* 第13場 劇場のスピーカ設備と使われ方
* 第14場 ジャンルごとのスピーカ設置プラン
第9幕 音響調整卓
* 第1場 音響調整卓の役目
* 第2場 調整卓の機能
* 第3場 出力回路
* 第4場 モニタ装置
* 第5場 簡単な設定と操作
* 第6場 モニタ調整卓
* 第7場 デジタル調整卓
第10幕 周辺機器
* 第1場 エフェクタ
* 第2場 無停電電源装置
* 第3場 録音再生機器
第11幕 アース
* 第1場 アースの役目
* 第2場 機器の接続
* 第3場 ノイズの要因
* 第4場 アース配線の注意
* 第5場 アース線の配線例
* 第6場 電源の極性
* 第7場 対処
巻末付録
* 平面図(配置図)用記号、結線図用記号
* 音響操作の台本記入記号
* 楽器の略記号
* ワイヤレスマイクのチャンネルプラン
* 音楽著作権物使用方法
* 用語集
* 索引


