Sound for Film & Televion ~映像とテレビのための音づくり~

トムリンソン・ホルマン 著
沢口 真生/濱崎公男/亀川 徹 訳
B5判 399頁 定価3,990円(税込み)
読めば読むほど味わい深い「面白い技術書」
“映像のための音づくり”のエッセンスが随所に詰まった、今までにない新しい切り口の一冊です。現業サウンドエンジニアの方々からは「味わい深い、面白い」と大評判です。
目次
- はじめに
フィルムとテレビジョン音声の定義
音の役割
誇張した音が作る日常性
音と映像
音に関わるスタッフ
技術と美学の接点
サウンドトラックの作る世界 - 第1章 音の性質
音が聴こえるとは?
音の発生
音の伝搬
伝搬媒体の必要性
音の速さ
振幅
波長と周波数の関係
波長/周波数/超低周波/超音波
サイン波はすべての基礎
共鳴音と共振
位相
音声伝搬で生じる影響
音源の放射特性/吸音/反射/回折/屈折折/正の干渉と負の干渉/ドップラー効果
室内音響
室内空間での直接音
直接音/独立した反射音/残響
実際の音
定在波
ノイズ
音の表示方法
周波数特性/振幅特性 - 第2章 音響心理
はじめに
身体としての耳
聴力の保護
周波数対聴覚感度
閾値-最小可聴閾
音の大きさの等感曲線
デジベル-大きさのスケールは,なぜ悪い
音の大きさ対時間
音のスペクトル
聴覚の臨界帯域
周波数マスキング
継時マスキング
ピッチ
空間知覚
トランジェント,そして先行音効果
音の定位における視覚の影響
三次元での定位:水平,垂直,奥行
カクテルパーティ効果(両耳識別)
聴性パターンと知覚対象
聴性対象を区別するための情報
音色/基本周波数/振幅あるいは周波数に関連した変化/
定位/前の音とのコントラスト/時間変化パターン
ゲシュタルト原理
類似性/良い連続性/共通の運命/依存/閉鎖/ストリーム(流れ)への注目/多義効果
音声の知覚
映画とテレビでの音声
最後に - 第3章 オーディオの基礎
オーディオの定義
トラックとチャンネル
2つの信号:アナログとデジタル
レベル
マイクレベル
ラインレベル
スピーカレベル
レベルの比較
機器の接続
バランスライン vs アンバランスライン
インピーダンス:ブリッジ回路 vs マッチング
コネクタ
音質に関する問題点
ダイナミックレンジ:ヘッドルームとノイズ
線形と非線形のひずみ
線形ひずみ:周波数レスポンス、振幅、位置、/非線形ひずみ
ワウフラッタ
デジタルオーディオ特有の問題
解像度/サンプリングとエリアシングひずみ/ジッター/量子化ひずみ/
ディザー/デジタルオーディオシステム/オーバーサンプリング - 第4章 マイクロホンとその実際
はじめに
音圧型マイクロホン
バウンダリーマイクロホン
耐風雑音強度
音圧傾度型マイクロホン
音圧型と音圧傾度型マイクロホンの組み合わせ
ハイパーカーディオ、サブカーディオイドマイクロホン
可変指向性マイクロホン
位相干渉型パイプを使用したショットガン/ライフルマイクロホン
変換器の材質によるタイプの分け方
炭素材
ガラス結晶体
ダイナミックマイク
静電容量型マイク(キャパシターコンデンサマイク)
指向性の違いによるマイクロホンの分類
マイクロホンの技術特性
感動
周波数特性
指向特性と対周波数均一性
信号対雑音比(S/N 比)
最大出力レベル
ダイナミックレンジ
風雑音特性
吹かれによる影響
磁気誘導による影響
インピーダンス
電源供給
マイクロホン各種アクセサリー
固定減衰器(PAD)
ショックマウント〓振動対策用アクセサリ
マイクスタンド
マイクブーム
フィシュポール(手持ちブーム)
風防(Wind Screen)
吹かれ防止用スクリーン
モノラル収音のマイクロホンテクニック
路離による影響
マイクロホンの指向性
マイクロホンの奥行き感
複数マイクの使用
マイクロホン周波数特性の選択
モヨノラル収音の実際-解説
ナレーション録音/ADR アフレコ録音/フォーリー効果録音/
現場同録(Production Sound)/現場同録の技術/
オリジナル録音での注意点/ボーカル録音/多チャンネル録音
ステレオ録音
音の汚し - 第5章 プロダクションサウンド・ミクシング
はじめに
プロダクションサウンド・コンソール:手順
マイクロホン・ダイナミックレンジの調整
他の処理
プロダクションサウンド・ミクサー:信号のルーティング
ミクシング
撮影を始める
台詞の重なり
群衆シーン
ミクサーの補助機能
進行記録
再生に合わせた撮影
タイムコード
プロダクションにおける他の技術作業
セットでの利害関係 - 第6章 録音
はじめに
ダブルシステム
ビデオテープの音
ダイレクトアナログ磁気録音
FM 録音
デジタル録音
録音機の歴史
テープ記録フォーマット
フィルム録音フォーマット
録音テープの成分
テープかフィルムか
テープやフィルムのトランスポート
テープ(フィルム)録音機の電気回路とヘッド
3ヘッド vs 2ヘッド/再生時のイコライザ/ウルトラソニック(高周波)バイアス/
録音用イコライザ/消去
テープやフィルム上の物理的なダメージ
磁気的ダメージ
磁気テープ録音の限界
ダイレクトアナログ磁気録音
リファレンスレベル(基準レベル)/ヘッドルーム/信号対雑音比(S/N 比)/
ダイナミックレンジ/転写(プリントスルー)/ワウ・フラッタ、スクレープ・フラッタ
AM 録音
デジタル録音
コンパンダ(圧伸)システム
ドルビー
dbx ノイズリダクションシステム タイプ〓、タイプ〓
テレコム C 4
テープ録音における唯美主義的要素
レベル設定
レベル設定の秘訣/メーター - 第7章 映像と音声の同期
はじめに
スプロケット方式の同期
パイロットトーン同期方式
FM 同期方式
同期に必要な技術要因
同期の変換
同期がはじれた?
同期維持のための原則
スレート
SMPTE タイムコード同期
シンクロナイザ
タイムコードの記録方法
まとめ - 第8章 複製
はじめに
複製レベルを基準に合わせる方法
アナログシステム
ダイレクトアナログ磁気録音/X-コピー/圧伸ノイズリダクションの利用/FM 録音
デジタルシステム
アナログからデジタル、そしてデジタルからアナログのシステム
複製での修正 - 第9章 編集
はじめに
全体の構成
劇場用映画の製作
ドキュメンタリーの制作
テレビドラマ(sitcom)
結論
オーディオテープ編集機
フィルム編集
フィルム編集作業
ヘッドおよびテイルリーダー/フィルムリーダー(スペーサー)
エディトシンク対プロジェクションシンク/デイリー(ラッシュ)の同期/
トラック分け/編集素材の保管と整理/映像カット変更への対応/
コンパンドノイズリダクションの影響
コンピュータベースのデジタルオーディオ編集
制作作業の実例
サウンドデザイン
音声編集
台詞編集の詳細
台詞の音源/トラックの振り分け/プレゼンス(ルームトーン)
音楽編集の詳細
効果音編集の詳細
フォーリー効果音編集/アンビエンス効果音の編集/
カットエフェクト/キューシートの扱い - 第10章 ミクシング
はじめに
ミクシングコンソール
レベルのコントロール
信号系におけるレベルコントロール部分
ダイナミックレンジのコントロール
コンプレッション/エキスパンジョン/リミッティング/子音の低減(De-essing)/まとめ
周波数領域で動作する音声処理
イコライゼーション/フィルタリング
時間領域をコントロールするプロセッサ
リバーブ機器/エコー効果/ピッチシフター/サブハーモニックシンセサイザ
複合プロセッサ
機器の接続
初期のリレコーディング用コンソール
ミクシング素材の加算作成方式
インライン型コンソール
バス・トラックス・チャンネル
パッチング接続
パンニング
AUX センド/CUE バス
パンチ-イン/アウト・インサート録音
オートメーション機能 - 第11章 プリントマスターから公開まで
はじめに
プリントマスター・タイプ
様々なデジタルフォーマットのためのプリントマスター
アナログサウンドトラックのためのプリンタマスター
映画に使用する他のタイプの引き渡しマスター
ビデオリリースのためのマスター
テレビジョンマスター
サウンド・ネガ
A チェーンと B チェーンの構成機器
劇場サウンドシステム
劇場音響
ビデオのためのサウンドシステム
ホームシアター
デスクトップ・システム - 〔付録〕
映画音響に必要な11戒
映画関係参考資料一覧
参考文献
用語解説
索引
あとがきにかえて-翻訳者座談会
著者・翻訳者プロフィール


